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人材育成から人材活用へ

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戦略的人事が企業を変える

企業の人事業務と言えば社員の基本データを管理して人事異動をスムーズにするのが主要な役割でしたが、現在では戦略的人事の考え方が多くの企業に浸透しつつあります。従来の人事異動は適材適所の人材再配置を主眼として、会社組織の硬直化を防ぐ目的と社員にキャリアアップの機会を与える目的がこれに加味されていました。戦略的人事の考え方はそこからさらに一歩進め、人材育成の概念が重要視されます。特定のポジションに必要な人材を社内から探し出してきて当てはめるだけでなく、将来にわたって必要となる人材を計画的に育成していく仕組みが求められているのです。このような人材育成まで視野に入れた戦略的人事を企業に定着させていくためには、欧米企業で広く導入されているタレントマネジメントの考え方に学ぶのが最も効果的です。タレントマネジメントでは社員の才能や能力を意味するタレントに着目し、基本的な社員データにタレント項目を追加して全社的に一元管理することが欠かせません。この人材データベースは経営層や人事部門が活用するだけでなく、優れた人材を求めるあらゆる部署から利用できるのが望ましいと言えます。タレントマネジメントを導入することで組織横断的な人材配置が可能になりますが、戦略的な人材開発を社内のさまざまな人材活用に結びつけていくこともできます。人材データベースを見渡して社内に不足している人材があればこれを集中的に強化育成し、自社の弱点を克服している企業もあります。既存の人材を有効活用するだけでは得られない人的財産を、タレントマネジメントは長期的視点に基いて次々と生み出しているのです。こうしたタレントマネジメントは、人事異動を行う経営層や人事部門にメリットをもたらすだけではありません。個々の社員にとってもモチベーション向上につながる役割が与えられるため、タレントマネジメントは企業風土を変える可能性を秘めています。